よりおいしく安全に、生産者の
愛情をたっぷり受けて育てられています。
「3つの太陽がある」といわれる愛媛県の南予地方。1つは空に輝く太陽、2つ目は海から反射する太陽、そして3つ目は石垣から照りつけて反射する太陽。海風にあたり、この3つの光を受けて育った柑橘はうまみがギュッと詰まり、甘くジューシーな味わいです。
温暖な気候、そして日当たりの良い斜面という立地をいかして、おもに瀬戸内海に浮かぶ島々で盛んにつくられています。有機肥料の使用や減農薬法を取り入れたレモンは加工品としても人気が高く、香りがよく、皮まで食べられる安心安全な柑橘として、秋から春先まで、それぞれの季節で特徴のある風味が楽しめます。
東予地方では結婚式の引出物として、古くから甘くておいしいパン豆がふるまわれてきました。パン豆とは、お米を膨らました昔ながらのお菓子。田んぼの広がる農村で育まれた伝統の食文化、そして美しい田園風景がいつまでも続くことを願っています。
気象条件と地域それぞれの特徴をいかして、なす、きゅうり、いちご、さといも、生しいたけなど、全国でも高い評価を得ている野菜がたくさんあります。産地から加工場までの距離が近く、農家さんこだわりの新鮮野菜が手に入りやすいのです。
全長約1700kmにもおよぶ海岸線をもつ愛媛県。日本一細長い佐田岬半島を境に、大きく瀬戸内海と宇和海に分けられます。魚介類の産卵や育成の場として重要な瀬戸内海ではタチウオやマダイ、ワタリガニなどが水揚げされ、宇和海では、マダイやブリの養殖が全国トップクラスとなっています。
愛媛県は42もの酒蔵がある、かくれた酒どころ。西日本最高峰「石鎚山」をはじめ、東西に連なる四国山地にふり積もった雪が豊富な水となり、地下にたまり、おいしいお酒をつくりだしています。また、全国的に有名な酒づくりの技術者集団(越智杜氏・伊方杜氏)も輩出。伝統を守りながら、それぞれの蔵元が丹念にお酒をつくり続けています。